寺田病院(足立区扇)の下肢静脈瘤センターのサイトです

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弾性ストッキングのススメ

病院を受診する以前に、薬局などで圧迫ストッキングを購入されていることが多いと思います。薬局の店頭やインターネット上には、様々な種類のストッキングがあふれていますが、病院で取り扱っている弾性ストッキングとはどこが異なるのでしょうか?

実は、病院で処方される(医療用)弾性ストッキングと薬局やドラッグストアなどで市販されているストッキングは全く異なるものです。

 

医療用

市販品

圧迫圧
 

20~30mmHg(27~40hPa)以上を推奨

15mmHg(20hPa)以下が殆ど

保存的及び術後の使用に必要な圧迫圧

治療には不十分な圧迫圧

かかと

 

あり

なし

かかとが有ることにより、弾性ストッキングの使用に重要な足首の位置が合わせられるので、適切な圧迫圧が得られる。 

かかとが無いので足首の位置がずれる可能性があり、適切な圧迫圧がかかりにくい。

サイズ

 

足首を優先的に計測する

細かな規定なし

適切な圧迫圧を得るため、商品それぞれのサイズ表に従い、サイズを決める

 

医師または看護師が形(タイプ)を選択する

自分の感覚で決めている


医療用の弾性ストッキングは、薬局などで販売されているサポートタイプのストキングと比較すると、高度の圧迫圧、安定した圧迫圧を必要とするための特別な編み方(横糸が入っています)がされています。そして、医療用の弾性ストッキングは足首の圧迫圧が一番強く、太ももに向かって圧迫圧が弱くなるように段階的圧迫で作られています。静脈血やリンパ液を心臓方向へ流れやすくするためです。

具体的には、圧迫圧勾配はおおよそ足首:ふくらはぎ:太ももが10:7:4となっています。表に示したように、薬局で売られているものは、圧迫圧が低めに設定されており、かかとがなく、自分に合ったサイズを選びにくいといった欠点があります。

下肢静脈瘤によるうっ血症状(足が重い、だるい、痛い、むくむ)に対して、医療用の弾性ストッキングは、静脈還流を改善させ、症状をやわらげる方法として非常に有効です。下肢静脈瘤の硬化療法後や、手術(ストリッピング術、レーザー焼灼術)後にも使用します。

医療用弾性ストッキングには様々なタイプや圧迫圧のものがあるため、患者さんご自身が選んで使用すると、かえって症状を悪化させてしまう可能性がありますので、医師・看護師の指導の下に患者さんに合った適切な商品を選択しなければなりません。

静脈瘤をお持ちの方はもちろん、立ち仕事の方、むくみやだるさに悩んでおられる方は、是非(医療用)弾性ストッキングの着用をオススメします!

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