第17回:「いぼ痔の手術適用」

お腹元気相談室

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Q

脱肛しますが、痛みがありません。「いぼ痔」なんでしょうか?手術は必要ですか?(36歳男性)

A

「いぼ痔」は正式的には「内痔核」といいます。

「内痔核」とは肛門の奥(直腸との境)に生じた静脈のかたまりをいいます。りきみや便秘によりうっ血して膨らみ、出血しやすくなります。この位置は基本的に痛みの神経がないところなので痛みは伴いません。

内痔核の付け根の粘膜が緩んで、たるんでくると肛門の外に飛び出してきます。これを「脱肛」といいます。

内痔核に肛門周囲の静脈のかたまりが加わったものを内外痔核といいます。肛門粘膜は痛みの神経が敏感なため、痛みを伴います。

うっ血は軟膏により炎症を抑えると軽快しますが、粘膜のたるみは薬では改善しないため脱肛がある場合には手術による治療が必要となります。

いぼ痔の重症度分類では、出血が主な症状で痔核の肛門外への脱出はないものをⅠ度,排便時に痔核が脱出するが排便後自然に元に戻るものをⅡ度,痔核の脱出を手で押し戻すようになっているものをⅢ度,排便と無関係に痔核が脱出するものをⅣ度と分類しⅢ度以上が手術の適応となります。


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