第16回:「血栓性外痔核」

お腹元気相談室

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Q

先日、肛門が痛く、ぷくっと腫れているので痔であると思い近くの肛門科に行きました。

「血栓性外痔核」と診断され「イボ痔の脱肛ではない」との事でした。手術の必要はないのですか?

A

みなさん、イボ痔というと痛い!!というイメージをよくお持ちのようです。

しかしイボ痔は「内痔核」と「外痔核」に大別され、発生した場所によってその性格は大きく違います。

そもそも痔核とは「肛門付近の静脈のうっ血により粘膜が腫れた状態」ですが、「内痔核」は直腸と肛門の境にある直腸粘膜の腫れであり、粘膜のたるみによって肛門外に脱出するようになると「脱肛」とよばれ、肛門の違和感が強くなり、排便の際に自分で押し戻したりするようになりますが、もともと腸には痛みの神経がない為に痛みはあまり伴いません。

一方、「外痔核」は肛門粘膜が腫れた状態であり、痛みの神経が集中しているところなので、痔核の増大により痛みは次第に強くなります。

「内痔核」の脱肛は手術をしないと治りませんが、「外痔核」はいわゆる「血まめ」であり、軟膏によって腫れを取り除いてあげれば痛みもとれ、手術の必要はありません。


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