第11回:「切れ痔の手術」

お腹元気相談室

バックナンバー

Q

切れ痔で悩んでいます。
「切れ痔」って手術で治せるのですか?

A

「切れ痔なのに手術で肛門を切ったらまた切れ痔じゃないか!」と多くの方が疑問を抱くことでしょう。

「切れ痔」は「裂肛」といい肛門が裂けると書きます。

硬い便をした後や、急いで排便をした際に肛門が「痛い!」と感じる方は非常に多いと思われます。肛門粘膜には痛みの神経が集中していて無理に肛門が拡張することで僅かでも粘膜が裂けると強い痛みを感じるのです。

治療方法はまず裂けた部分を安静にする為に、水分を多く取り、下剤を飲むことで便を軟らかくすることが大事です。さらに裂けた粘膜を修復する意味で軟膏を塗ると浅い切れ痔ならば簡単に治す事ができます。

しかし、便秘がちの方などは常に肛門に負担のかかる排便習慣なので頻回に肛門が裂けるようになり、同じ場所が何度も裂けたり治ったりすることで、その粘膜は硬くなり、いわゆる伸び縮みの融通の利かない粘膜となってしまいます。

その場合硬くなってしまった粘膜を切除して融通の利く粘膜に置き換えるのが切れ痔の手術です。また、中には何度も肛門が裂けることにより肛門が狭くなってしまう(肛門狭窄)方がいます。その場合も肛門を拡張する為に手術が必要です。


Copyright(c) 2012 大腸肛門.JP All Rights Reserved.